Story



「あの…大丈夫?」


りかこが話しかけた相手は、雨の日にも関わらず傘をささず
ずぶ濡れで蹲っている青年だった。


「…つめたい…」


顔を上げたのは整った顔立ちの碧い目の青年だった。



貴方は知っているだろうか
アンドロイドという存在を
彼らが何故生まれてきたかを


これは、一人の少女と、アンドロイドの儚い物語




Forget Me Not